分泌性髄膜腫:脳浮腫によるけいれんの頻度の増加

Vol.1, No.1, P.2 公開日:

2016年8月8日  

最終更新日:

2021年1月7日

【背景】

分泌性髄膜腫(WHO Grade 1)は稀なタイプの髄膜腫であり,腫瘍径に比較して不相応に強い脳浮腫を伴う.1988年以降にHamburg Eppendorf大学メディカルセンターで経験した髄膜腫1970例の中で分泌性髄膜腫は69例(3.5%)であった.この69例を年齢,腫瘍の存在部位,WHO Grade(Grade 1)を一致させた非分泌性髄膜腫69例(対照群の)と比較した.