アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞でも埋め込み型心電計による心房細動の検出率は1年間で12.1%:STROKE-AF研究

公開日:

2021年6月13日  

最終更新日:

2021年10月21日

【背景】

脳梗塞の12%は心房細動が原因とされるが(文献1),診断されていないものも含めればより大きな割合を占める可能性がある(文献2).本研究は米国33施設で実施されたRCTである.対象は,心房細動が無いなどの除外基準を満たし,アテローム血栓性脳梗塞かラクナ梗塞と判定された496例で,CHA2DS2-VASc中央値は5であった.242例は発症10日以内に体内埋め込み式ループレコーダー(Reveal LINQ® Medtronic社)が挿入され12ヵ月間モニターされる群に,250例は通常のケアが行われる群にランダムに割り当てられた.一次アウトカムは30秒以上持続する心房細動とした.