公開日:
2022年12月19日最終更新日:
2023年1月24日【背景】
側頭葉てんかんに対する手術は高いてんかん制御効果をもたらすことが知られている.しかし,10年以上の長期効果,小児と成人における長期効果の違い,長期効果を左右する因子などについては未だ明らかではない.これらの点を明らかにするためにフィレンツェ大学神経科学などのチームは,1990年以降の原著論文を渉猟し,277研究30,848例を抽出し,ランダム効果モデルを用いてメタアナリシスを行った.重篤な合併症の頻度は両群共に低かった(小児0.04,成人0.02).治療効果はエンゲル I/ILAE 1(最終追跡段階でてんかん発作がない)とエンゲル IA/ILAE 1A(手術後1回もてんかん発作がない)で評価した.
ここから先は閲覧有料です。