パイプラインでの治療後,早期の動脈瘤完全閉塞が得られなかった症例はどうなるのか:134個の追跡

公開日:

2023年10月18日  

最終更新日:

2023年11月28日

【背景】

世界中で脳動脈瘤に対するパイプライン(PED)などのフローダイバーターの利用が普及しつつある.では,初回治療後に動脈瘤完全閉塞が得られなかった症例はどうなるのか.本稿はベス・イスラエル・ディーコネス医療センターとユタ大学で,2013-2019年にPEDによる治療を受けた脳動脈瘤606個の解析である.中央値9.8ヵ月後の早期画像評価では134個(22.1%,125症例)の動脈瘤が非完全閉塞であった.このうち90%以下の閉塞は57.5%,ほぼ完全閉塞(90-100%)は42.5%であった.初回治療では6%で2個以上のPEDが用いられた.全例で初回治療後に抗血小板剤の2剤投与が行われていた.