公開日:
2024年10月16日最終更新日:
2025年1月7日【背景】
Mayoクリニック脳外科は,過去30年間にガンマナイフを用いて1回照射のSRSで治療した頭蓋内硬膜動静脈瘻(dAVF)222例(年齢中央値60歳)を後方視的に解析し,その効果を検討した.このうち56例(25%)はSRSのみで治療し,166例(75%)は症状の重篤さや脳皮質静脈への還流(CVD)のため塞栓術を併用した.初発症状は拍動性雑音55%,視機能異常・結膜充血21%,頭痛10%,頭蓋内出血5%であった.dAVFの部位は,横あるいはS状静脈洞44%,海綿静脈洞24%,頚静脈球9%,静脈洞交会5%であった.CVDは28%,静脈拡張は5%で認められた.治療体積中央値は7.6 cm3.
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