公開日:
2025年1月4日最終更新日:
2025年2月26日【背景】
片頭痛とMRI上の大脳白質のT2高信号病変(WMH)の相関,またその経年的な進行に関してはいくつかの報告があるが(文献1,2),必ずしも定説となっているわけではない.本研究は,ドイツのユーリッヒ研究センターの1000BRAIN脳画像データベースに基づく研究である.前兆を伴う典型的片頭痛の患者,前兆を伴わない片頭痛の患者,片頭痛でない頭痛の患者,頭痛が全くない研究参加者,併せて1,062例(平均年齢69.0±13.0歳[18-84])におけるWMHを評価した.初回測定時,女性参加者全体に比べて,男性参加者全体のWMHの体積は大きかった(4,912 vs 4,005 mm3).
ここから先は閲覧有料です。