公開日:
2025年1月4日最終更新日:
2025年2月26日【背景】
様々な理由で撮像したMRAで,小さな内頚動脈海綿静脈洞部の未破裂動脈瘤(CCA)が偶然に発見されることは多いが,その自然史はよくわかっていない.本研究は,ブリガム&ウィメンズ病院で,2007年から2021年に発見された未破裂CCA157例(平均57歳,女性:85.4%)の長期観察の結果である.動脈瘤総数は174個で,11.5%が紡錘状,88.5%が嚢状,長径は平均4.6±4.2 mmで短経は平均3.3±3.0 mmであった.動脈瘤の局在は前方膝部39.7%,水平部45.4%,後方膝部14.4%,垂直部0.5%であった.37個は眼症状や顔面知覚異常の精査で,120個は偶然に発見された.
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