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2025年1月29日最終更新日:
2025年10月16日【背景】
脳室内出血に対する外科的治療法として標準的なのは脳室ドレナージであるが,施設によっては脳室ドレナージ+脳室内tPA投与や(文献1),IRRAフローシステムを用いた持続的な灌流+ドレナージも行われている(文献2).一方で,重症の脳室内出血に対する内視鏡下血腫除去術も急速に普及しつつあるが(文献3,4),その評価は十分に定まっていない.中国・湖北大学脳外科は,入院時GCS <13の重症の脳室内出血98例を,脳室ドレナージ(対照群:49例)と経前頭・内視鏡下血腫除去+生食500 mLによる脳室内洗浄+ドレナージ(内視鏡群:49例)に無作為に割り付けたRCTを行った.全例が割り付け通りの治療を受けた.
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