Neurosurgery Summary - 髄膜腫, 外科治療, CUSA, T1, T2, ADC, MRI, 拡散異方性, 硬さ, 周囲浮腫, 造影, 超音波手術装置, 超音波, のう胞, ノルウェー
			
			公開日:
2025年7月30日最終更新日:
2025年10月16日【背景】
手術前に髄膜腫の硬さがある程度推定できれば,開頭位置や範囲の設定など適切な手術戦略のための大きな支援となる.すでに髄膜腫の硬さとMRIパラメーターの相関に関してはT2値,ADC値等が検討されてきたが,必ずしも一致してはいない(文献1-5).
オスロ大学脳外科は2020年からの約2年間で摘出手術を行った直径3 cm以上の髄膜腫48例を対象に,通常のMRI検査で得られる画像所見と腫瘍の硬さの関係を検討した.腫瘍の硬さは,腫瘍摘出に必要な超音波手術装置CUSAのパワーによって,柔らかい腫瘍13例(パワー0-40で吸引可能),硬い腫瘍35例(パワー40-90か,パワー100でも吸引できず鋏やメスが必要)に分けた.
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