ASPECTS <6の大梗塞に対する血栓回収の効果と安全性:最近のRCT6報1,896例のメタアナリシス

公開日:

2025年7月31日  

最終更新日:

2025年10月16日

【背景】

ASPECTS <6の急性期大梗塞に対する血栓回収の効果と安全性に関するRCTは,2022年発表の日本におけるRESCUE-Japan LIMIT以降積み上がってきており,2024年までで6報となる(文献1-6).アラバマ大学のHamoらは,これら6報のRCTに含まれる1,896例のメタアナリシスを行った.対象の梗塞巣の大きさはASPECTS 3-5で虚血コア体積 >50 mLである.952例(50.2%)は内科的治療+血栓回収術を受け,944例(49.8%)は内科的治療単独を受けた.主要評価項目は90日後のmRS中央値とした.副次評価項目は独立歩行(mRS <4)と機能的自立(mRS <3)とした.