血栓回収術後の再開通動脈へのアルテプラーゼ動注は機能予後を改善する:中国におけるRCT(PEARL試験)の324例

公開日:

2025年12月4日  

最終更新日:

2026年1月9日

【背景】

血栓回収手術によって再開通した脳主幹動脈への血栓溶解剤注入によって,灌流領域の微小循環を改善させ,機能予後を改善させる可能性がある(文献1-5).本PEARL試験は,中国28施設で2023年から2024年にかけて実施されたオープンラベルRCTである.
対象は,前方循環脳主幹動脈の急性閉塞に対して実施された血栓回収術によって,発症24時間以内にeTICI ≥2b50の再開通が得られた324例(年齢中央値68歳,NIHSS中央値15点).対象患者のうち約42%で経静脈的血栓溶解療法が実施されていた.
164例では,再開通後閉塞部位近位側に置いたマイクロカテーテルからアルテプラーゼ0.225 mg/kgが15分かけて動脈内注入され,160例では行われなかった(標準治療).