血栓回収術前のアルテプラーゼの経静脈的投与は頭蓋内出血の頻度をどれだけ高めるのか:6個のRCT 2,313例の個別患者データに基づくメタアナリシス

公開日:

2025年12月5日  

最終更新日:

2026年1月9日

【背景】

脳主幹動脈急性閉塞に対する血栓回収(EVT)前の経静脈的血栓溶解療法(IVT)は,早期ならびに最終の再灌流率の向上をもたらす可能性がある一方,頭蓋内出血(ICH)増加の懸念を引き起こしているが,その詳細は十分に理解されていない.本研究は上海海軍軍医大学脳血管センターによる,IVT併用EVTとEVT単独を比較した従来の6個のRCTに含まれる2,313例(年齢中央値71歳)の個別患者データに基づいたメタアナリシスである(文献1-6).頭蓋内出血は18-72時間以内のCTまたはMRIで画像評価され,Heidelberg再灌流後出血分類(点状出血1または2,実質性出血1または2,その他のICH[くも膜下出血など])に基づいて記述された(文献7).