クッシング病の手術成績:過去最大―68報5,664症例―のメタアナリシス

公開日:

2020年8月21日  

最終更新日:

2021年3月26日

【背景】

クッシング病の経蝶形骨洞手術による寛解率は60~90%と報告によって差が大きい(文献1).シドニーのStroudらは1998年以降2018年までに報告された68報5,664症例を対象にメタアナリシスを行い,経蝶形骨洞手術によるクッシング病の寛解率/再発率ならびにそれらと相関する因子を求めた.寛解の評価は初回手術群で術後3.4ヵ月[range 0.2~12.0],再手術群で術後3.0ヵ月[0.2~6.0]に行われていた.