分子分類を考慮した上での髄芽腫摘出度の予後への影響

Vol.1, No.1, P.7 公開日:

2016年8月18日  

最終更新日:

2021年1月7日

【背景】

髄芽腫手術後の腫瘍残存は生命予後不良の原因と考えられており,セカンドルック手術の対象となったり,強化化学療法の対象となったりする.しかし,これまでの摘出率を重視する報告は近年報告された分子分類を考慮していない.トロントThe Hospital for Sick ChildrenのThompsonらは,Medulloblastoma Advanced Genomics International Consortiumの参加施設から摘出度,生命予後のデータを収集した(n=787).