腰部脊柱管狭窄症に対する術式選択の米国のトレンド:これは固定術スパイラルなのか?

公開日:

2018年8月28日  

最終更新日:

2021年3月3日

【背景】

側弯変形や腰椎すべりを伴わない腰部脊柱管狭窄(lumbar spinal stenosis,以下LSS)には除圧のみを行う方法と除圧にスクリュー固定を追加する方法があり,術式の選択が標準化されているとは言えない.
2010〜2014年までの調査期間中,60〜64歳までの労働年齢の患者について,LSSで手術を行った症例についてデータベースから術式選択の傾向(除圧+固定術 vs. 除圧単独,単純術式(1〜2脊椎レベル以内で単一アプローチの手術) vs. 3脊椎レベル以上で複合アプローチの手術について実施年,実施地域毎に解析した.