英国大都市圏における,急性期脳卒中診療の集約化は成功したのか:ロンドン市とマンチェスター都市圏における試み

公開日:

2019年2月26日  

最終更新日:

2019年11月12日

【背景】

急性期脳卒中では発症から治療開始時間までの時間短縮によって,治療選択肢が拡がり,その転帰が改善することが知られている.このため,世界的に脳卒中治療の集約化が推進され,脳卒中患者の大規模な急性期治療拠点(ハブ医療機関)への搬送が行われている(文献1,2).英国では,2010年に,ロンドン市(人口820万人)で,全ての脳卒中患者の8カ所の超急性期脳卒中ユニット(HASU)へ救急搬送が始まり,マンチェスター都市圏(270万人)では発症後4時間以内の脳卒中患者の3カ所の脳卒中ユニットへの搬送が始まった.
その後,2015年に,マンチェスター都市圏でも,全ての脳卒中患の3カ所のユニットへの受け入れが行われるようになった.著者等は2014年に,この集約化によって死亡率の減少や,在院日数の短縮効果などを報告しているが(文献3),本論文はその効果の持続性とマンチェスター都市圏で2015年に拡大されたハブ医療機関への全例受け入れによる変化を検討したものである.


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