小児けいれん重積の二次治療薬にはフェニトイン静注かレベチラセタム静注を:ConSEPT試験

公開日:

2019年5月11日  

最終更新日:

2021年6月1日

【背景】

ジアゼパムなどの一次治療薬で頓挫しないけいれん重積に対するニ次治療薬として従来フェニトインの緩徐静注が用いられてきた.最近,本邦でもレベチラセタム(イーケプラ)の静注用製剤が市販されるようになった.本ConSEPT研究は,オーストラリアとニュージーランドの13施設で実施されたベンゾジアゼピンで止まらない小児のけいれん重積症患者を対象とした,レベチラセタム(40 mg/kgを5分間で静注)とフェニトイン(20 mg/kgを20分間で静注)のRCTである.N=233(フェニトイン 114例,レベチラセタム119例).一次アウトカムは,静注終了5分後のけいれんの停止.解析方法は,ITT(intention to treat)解析と修正ITT解析を用いた.