進行性多発性白質脳症(PML)を免疫チェックポイント阻害剤(ペムブロリヅマブ)で治療する:8例の観察研究

公開日:

2019年5月12日  

最終更新日:

2021年6月1日

【背景】

PMLは種々の免疫機能低下患者に出現するJC(John Cunningham)ウィルスによる日和見感染で,大脳白質を広汎に冒し,多くは致死的となる(文献1).本稿は,NIHで実施されたPD1阻害剤ペムブロリヅマブによるPMLの治療結果である.8人のPML患者にペムブロリヅマブ2 mg/kgを4~6週おき,最大3コース投与した.