原因不明の脳塞栓症(ESUS)に対するリバロキサバン対アスピリンのRCT:NAVIGATE ESUS試験

公開日:

2018年5月29日  

最終更新日:

2018年6月13日

Rivaroxaban for Stroke Prevention after Embolic Stroke of Undetermined Source.

Author:

Hart RG  et al.

Affiliation:

Population Health Research Institute, David Braley Cardiac, Vascular, and Stroke Research Institute, Hamilton, ON, Canada

⇒ PubMedで読む[PMID:29766772]

ジャーナル名:N Engl J Med.
発行年月:2018 Jun
巻数:378(23)
開始ページ:2191

【背景】

脳塞栓症の多くは心原性であり,非弁膜症性心房細動患者の一次・二次脳卒中予防におけるリバロキサバンなどの新規抗凝固剤(NOAC)のワーファリンに対する優越性は既に証明されている(文献1).一方,脳塞栓症のうち20〜25%は原因不明であり,これらはcryptogenic strokeやembolic stroke of undetermined source (ESUS)と呼ばれている.
現段階で,この集団を対象とした二次予防におけるアスピリンと比較したNOACの効果は証明されていない.本RCTの対象は,脳塞栓症に罹患した患者のうちESUSに該当する患者,すなわち①近位動脈に50%以上の狭窄がない,②ラクナ梗塞でない,③心臓に塞栓源がない患者である.3,609例がリバロキサバン(15mg/日),3,604例がアスピリン(100mg/日)に割り当てられた.主要効果アウトカムは全脳卒中(虚血+出血)と全身の塞栓性イベントとした.


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