脳震盪後の認知症予防にスタチン

公開日:

2019年7月3日  

最終更新日:

2021年6月2日

【背景】

トロント大学のチームは脳震盪後患者の認知症状を予防するためのスタチン投与の有効性を検証した.対象は,入院を必要としない程度の脳震盪と診断された66歳以上の高齢者で,1993~2013年までに登録し,2016年までの期間,最低3年経過観察した.期間を通じて,28,815人が登録され,このうち7,058人(24.5%)には発症90日以内にスタチンが処方されていた.