腰椎固定術についての患者立脚型評価:患者の期待と現実は如何に?

公開日:

2019年11月11日  

最終更新日:

2021年6月7日

【背景】

患者立脚型評価(PRO)によるスコアリングは広く脊椎手術のアウトカム評価に用いられているが,今回は術前後のスコアを比べるのみでなく,患者の手術に対する期待度(どれくらい症状やADLが改善されるか)も術前にスコアリングしてもらい,術後の現状と比較した.
(方法)
①低侵襲(MIS)腰椎固定術を受けた患者101名に対して,Oswestry Disability Index (ODI),VASを用いて術前に現状評価と術後期待値をスコアリングしてもらった(以下,それぞれ術前値,期待値).
②術後6ヵ月で術後の現状をスコアリングしてもらい(以下,現実値),満足度も評価してもらった.