脳海綿状血管腫患者に対する抗血栓剤治療は出血を抑制する

公開日:

2019年12月23日  

最終更新日:

2021年6月8日

【背景】

脳海綿状血管腫(CCM)は人口の0.46%で発見されるありふれた異常であるが(文献1),これらの患者に対する抗血栓剤(抗血小板剤,抗凝固剤)投与の安全性に関するエビデンスは乏しく,エキスパートオピニオンではケースレポートに基づいて禁忌としているものもある.この論文は,スコットランドで1999~2003年と2006~2010年の間にCCMと診断された300名の最長15年間(平均11.6±5.0年)の前向き追跡の報告である.