慢性硬膜下血腫手術後の二重三日月サインは再発を予測する

公開日:

2020年1月6日  

最終更新日:

2021年7月16日

【背景】

慢性硬膜下血腫の手術後のCTで,二重の三日月状の液層が認められることがある(double-crescent sign).外側の三日月は残存血腫であるが,内側の三日月は髄液と同じかそれと近似の吸収値を示す.本論文はこの二重三日月サインの臨床的意義に関する検討である.対象は,慢性硬膜下血腫の連続277症例(320側の血腫).手術方法は穿頭洗浄後ドレーン留置(12~48時間).