公開日:
2020年4月1日最終更新日:
2021年10月1日【背景】
慢性硬膜下血腫では,血腫被膜の新生血管からの微小出血が血腫増大の原因である.以前から再発を繰り返す慢性硬膜下血腫に対して,新生血管の栄養動脈である中硬膜動脈の塞栓術が行われてきたが,その適応,有用性は明確になってはいない.デンマークのHaldrupらは初発あるいは再発の慢性硬膜下血腫に対する塞栓術を報告した18論文(191症例)のシステマティックレビューを行った.初発症例に対する塞栓術が119例,血腫除去手術後の再発例(1~3回目)が72例である.
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