てんかんの外科治療,再手術例の治療転帰

公開日:

2020年4月13日  

最終更新日:

2021年7月16日

【背景】

難治性てんかん症例に対する手術療法は普及しているが,手術後もけいれんコントロールが不良で再手術を余儀なくされる患者がいる.世界的なてんかんセンターである米クリーブランド・クリニックから,難治性てんかんに対する複数回手術の長期転帰が報告された.1995~2016年に手術を受け,一年以上経過観察された898例(脳梁離断や半球切除は省く,68%が側頭葉てんかん)のうちで再手術は110例に実施された.このうち18例は3回以上の手術が行われた.一次アウトカムは術後2年間のseizure free(Engel class I).