第二世代ハイドロゲルコイルによる脳動脈瘤塞栓術のRCT:HEAT試験

公開日:

2020年4月30日  

最終更新日:

2021年10月1日

【背景】

MicroVention社のハイドロゲルコイルはコイル表面に付着させたハイドロゲルが血液に触れると膨潤するために,動脈瘤再開通を減少させる効果がある.しかし,その第一世代はコイルが硬く,ハイドロゲルがコイルの外に向かって膨潤するために,カテーテル挿入後5分以内に留置を完結する必要があった.第二世代ハイドロゲルコイル(HES)はハイドロゲルが主としてコイルの内腔と素線間で膨潤するように作られているため,操作性が改善している.本研究は北米46病院で実施された第二世代HES(297例)とベアプラチナコイル(BPC)(303例)のRCTである(HEAT試験).瘤径は3~14 mmで28%が破裂瘤.