公開日:
2020年5月12日最終更新日:
2021年10月6日【背景】
無症候性髄膜腫に対する基本的な管理方法は経過観察ではあるが,この方針では当然ながら腫瘍増大による症候化,患者の高齢化というリスクを伴う.無症候性髄膜腫のより適切な管理のためには,これまで報告されている画像上の腫瘍増大のみならず,症候化の予測も必要である.Nakasuらは,無症候性髄膜腫の自然史に関する既報の27研究を対象にメタアナリシスを行い,精細な統計手法を用いて,画像上の腫瘍増大,腫瘍増大スピード,症候性増大のリスクと予測因子について検討した.
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