公開日:
2020年5月22日最終更新日:
2021年10月6日【背景】
本論文はリバプールの脳神経専門病院Walton Centreの無症候性髄膜腫長期予後解析コホートであるIMPACTに登録された患者441名を後方視的に解析して,手術がもたらす影響を検討したものである.年齢中央値56.1歳(IQR:49.6~66.5).
治療が実施されたのは44例(10%).6例は発見後早期に摘出術が行われ,38例は中央値24ヵ月の観察の後に治療が行われた(手術34例,定位放射線治療4例).治療の理由は,画像上の増大26例,症状出現6例,患者の希望12例.手術では92.5%で肉眼的全摘が達成出来た.
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