難治性てんかんに対する視床前核刺激(DBS)の至適ターゲットはどこなのか

公開日:

2020年5月24日  

最終更新日:

2021年10月6日

【背景】

難治性てんかんに対する視床前核電気刺激(DBS)による痙攣頻度の低下や(文献1,2),認知機能の改善が報告されている(文献3).しかし,その効果にはばらつきがあり,そのばらつきは刺激部位の違いによるものかも知れない.Samsungメディカルセンターのチームは,両側視床前核電気刺激を受けた自験の19例の刺激電極の位置をモントリオール標準脳 (MNI)152に投影して,視床内における刺激電極の正確な位置を割り出して,刺激効果との関係を検討した.