慢性硬膜下血腫に対するデキサメタゾン一次投与は手術の必要性を減らし予後を改善させるか:英国における748例の多施設RCT

公開日:

2021年1月11日  

最終更新日:

2021年2月13日

【背景】

慢性硬膜下血腫はありふれた疾患で多くは1回の穿頭洗浄術で寛解するが,なかには再発を繰り返す例もある.慢性硬膜下血腫に対する薬物療法としてはステロイドホルモン(グルココルチコイド),トラネキサム酸,スタチン,五苓散などが試されているが(文献1,2,3,4,5),レベルの高いエビデンスはない.本研究は英国の多施設共同で実施されたRCTである.対象は慢性硬膜下血腫の診断で入院した748例(平均74歳).375例(Dx群)にはデキサメタゾン(初日から3日間は8 mg×2回/日,その後14日目の2 mg ×1回まで漸減)が投与され,373例には偽薬が投与された.