Neurosurgery Summary - 脳梗塞, 血管内治療, 血管内治療, MT, EVT, ASPECTS, ICER, QALY, tPA, 機械的血栓除去術, 血管内血栓除去, 主幹動脈閉塞, 費用対効果, 米国
公開日:
2021年6月13日最終更新日:
2021年10月21日【背景】
急性期脳主幹動脈閉塞に対する血管内血栓除去(EVT)はASPECTS<6の広い虚血コアを有する症例でも有用な治療であることが示唆されているが(文献1,2,3),その費用対効果についての検討はない.Yale大学(CT)のWuらはマルコフモデルに基づいて質調整生存年(QALY)と増分費用効果比(ICER)を推定した.種々の臨床指標は最近のRCTやメタアナリシスなどから抽出した.例えば,ASPECTS<6の患者の90日目機能予後良好(mRS≦2)はEVTで25.7%,保存的治療で15.3%,死亡は各34.9%,34.8%,mRS3-5での90日間コストは約5.8万ドルを採用した.
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