Neurosurgery Summary - 脳動脈瘤, 外科治療, DPC, frailty, Barthel Index, mFI-5, 虚弱, 合併症, クリッピング, コイリング, 高齢者, 死亡率, 未破裂動脈瘤, 日本
公開日:
2022年12月19日最終更新日:
2023年1月24日【背景】
未破裂動脈瘤手術後の機能予後には,発生部位,大きさなど動脈瘤自身の要素以外に患者年齢も影響しているが,虚弱性(frailty)との関係については,充分に検討されていない.広島大学のKuwabara,Ikawaらは,本邦におけるDPCデータベースを基に,年齢や5項目虚弱評価スコア(mFI-5)が未破裂動脈瘤に対する手術後の転帰に与える影響を検討した.2011~2015年に未破裂動脈瘤に対する手術を受けてDPCに登録された症例は32,902例で,そのうち18歳以上,初回入院,クリッピングかコイリングのみ,1個の動脈瘤に対する治療,必須データが完全の条件を満たす14,465例を解析対象とした.
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