グレード3髄膜腫に対しては手術後早期のアップフロント照射が有用:北米・欧の103例

公開日:

2023年10月19日  

最終更新日:

2023年11月28日

【背景】

髄膜腫全体の1-3%を占めるWHOグレード3髄膜腫(文献1)は治療困難で,適切な手術と放射線治療によっても5年再発率は50-94%と高く(文献2),手術後10年の生存率は14-34%にとどまる(文献3,4).
本稿はグレード3髄膜腫の予後に関係する因子を明らかにする目的で北米と欧州の7施設で実施された後方視研究である.対象は組織診断が確定した113例(女性54%,年齢中央値65歳).65%は最初からグレード3髄膜腫で,28%はより低グレードの髄膜腫からの悪性転化であった.組織学的内訳は退形成性髄膜腫74%,ラブドイド髄膜腫15%,乳頭状髄膜腫10%であった.Ki-67の中央値は20%であった.