非機能性下垂体腺腫における術後の成長ホルモン分泌障害は56%

公開日:

2018年9月11日  

最終更新日:

2020年10月28日

【背景】

非機能性下垂体腺腫は成長ホルモン(GH)分泌不全症の主要な原因の1つである.非機能性下垂体腺腫患者の多くに経蝶形骨洞手術が施行されるが,術後,GHの分泌がどのように変化していくのかまだよく知られていない.虎の門病院のKobayashiらは経蝶形骨洞手術の直後と手術1〜2年後にGHRP2負荷試験を施行し,GH分泌能を評価した.また,GH分泌能に影響する因子についても検討した.