公開日:
2018年9月22日最終更新日:
2019年10月28日【背景】
視機能障害を有するような症候性非機能性下垂体腺腫に対して手術が行われる点について異論はないと考えられる.一方,無症候性の場合の手術適応,術後の残存腫瘍に対する治療介入について,まだ一定のコンセンサスは得られていない(文献1,2).本稿は手術を行った132例(平均年齢58.6歳)と,経過観察の方針とした65例(平均年齢68.4歳)の非機能性下垂体腺腫の長期成績を検討した.追跡期間は手術群で平均7.6年,経過観察群で平均5年であった.
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