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2019年3月29日最終更新日:
2021年1月18日【背景】
先端巨大症の治療薬として成長ホルモン拮抗薬であるペグビソマントが欧米で市販されだして15年が経つ.臨床治験時の極めて高いIGF-1正常化達成率(文献1)と比較して,その後の市販後調査データではIGF-1正常化達成率は60~70%に留まっている(文献2).実際の臨床現場における有効性と安全性はどうなのか.ブラジル・パラナ連邦大学のLeonartらは,このテーマでは初めてのメタ解析を行った.過去の552報から定量的なメタ解析の対象として14報を選抜した.報告された患者の多くは欧州と米国で実施されているACROSTUDYに含まれている14カ国に所属しているが,同スタディーに入っていない3カ国も含まれる.
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