先端巨大症患者における髄膜腫の発生頻度は健常者の126倍高い

公開日:

2019年11月5日  

最終更新日:

2021年1月18日

【背景】

先端巨大症では,大腸癌,甲状腺をはじめとした腫瘍性病変が多発しやすいことが報告されている.一方,GH,IGF-1は髄膜腫の発生に関わっていることが示唆されている.しかし,先端巨大症と髄膜腫の合併についての報告は少ない.仏Pellegrin病院のEngelhardtらは,先端巨大症患者連続221例における髄膜腫の発生数を,先端巨大症以外の下垂体腺腫患者連続357例をコントロール群として比較した.