先端巨大症の早期発見につながる徴候はなにか:フランス ACRO-POLIS研究

公開日:

2020年2月12日  

最終更新日:

2021年1月12日

【背景】

先端巨大症では早期診断が治療成功の鍵である.しかし,先端巨大症の初期症状には医療者も気づかないことが多い.この研究はフランス25施設の内分泌科医が参加した観察研究で,先端巨大症早期診断に近づくための症状を明らかにすることを目標とした.過去5年間に診断された472人の先端巨大症患者の診断時の症状,徴候,合併症を解析した.解析は患者へのアンケート(questionnaires)と診療録に基づく症例報告書(CRF)を基に実施した.最初に企図した多重対応解析(MCA)による診断時症候・徴候関連の発見は,症例数が少ないため実施出来無かった.