Pituitary Summary - 下垂体腺腫, 外科治療, 画像診断, Knosp grade, AUC, 経蝶形骨洞手術, 検者間精度, 全摘出, 残存腫瘍, 頭蓋内進展, 摘出度, 非機能性下垂体腺腫, 米国
公開日:
2020年4月7日最終更新日:
2022年5月17日【背景】
下垂体腺腫の摘出度の予測にはKnosp Gradingが用いられることが多いが(文献1),腫瘍径や海綿静脈洞以外の方向への浸潤性が評価の対象になっていないなどの問題が指摘されてきた.BNIのLittleら米国の多施設共同研究チームは,非機能性下垂体腺腫222例を探索コホートとし,腫瘍体積やT2信号強度を含む10数個の因子と全摘出率の相関を検討した.その結果MRIでの腫瘍最大径4cm以上,鞍隔膜を超えた結節状の腫瘍進展,Knosp Grade3,4が独立した負の相関因子であることを発見した.
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