公開日:
2020年4月14日最終更新日:
2021年1月7日【背景】
現段階で,TSH産生下垂体腺腫の手術直後の寛解基準は確立しておらず,それぞれの施設で決めた生化学的(fT4,TSH)かつ臨床的な正常甲状腺機能(euthyroid state)と残存腫瘍の消失を寛解基準とすることが多い(文献1,2).しかし,それは必ずしも長期的な寛解を約束するものではない.延世大のKim SHらは自験31例の術後長期追跡を行い,長期寛解を予測するTSH閾値を求めた.TSHとfT4は手術後 2,6,12,18,24時間に測定した.
ここから先は閲覧有料です。