1.5あるいは3T MRIで確診できなかったACTH産生下垂体腺腫の局在診断が7T MRIで可能となるのか

公開日:

2020年8月3日  

最終更新日:

2020年12月9日

【背景】

クッシング病(ACTH産生下垂体腺腫)は,高磁場MRIでも描出が困難なことが多く(文献1),そのため静脈洞サンプリングや探索手術が必要になることもある.最近,世界で設置が始まっている7Tなどの超高磁場MRIによる描出力はどうか.本研究はUSC放射線科などのチームによる検討である.対象は内分泌学的にはクッシング病が疑われるが,従来の1.5Tや3TMRIで腺腫の描出が出来ないか曖昧であった10例.