無症候性ACTH陽性コルチコトロフPitNETの臨床像と手術成績:ワシントン大学と南カリフォルニア大学の186例の解析

公開日:

2025年8月1日  

最終更新日:

2026年7月30日

【背景】

無症候性(サイレント)コルチコトロフ下垂体腫瘍(PitNET)は,TPIT陽性のPitNETのうちでACTH過剰症(クッシング病)を示さないものである.非機能性PitNETの約20%を占め,他の非機能性PitNETと比較して高い浸潤性と再発率が示唆されているが,多数例での解析は少ない.ワシントン大学と南カリフォルニア大学で,2011年からの12年間に摘出術が行われたPitNETのうち免疫染色でのACTH陽性は277例であった.このうち91例はACTH過剰の臨床像を呈しており対象から除外された.本稿はACTH過剰症を呈さないACTH陽性サイレント・コルチコトロフPitNET186例の臨床像の解析である.