迷走神経刺激術によるてんかん発作消失率とその予測因子:レビュー

Vol.2, No.3, P.5 公開日:

2017年5月5日  

最終更新日:

2021年1月26日

【背景】

迷走神経刺激術(VNS)は難治性てんかんの緩和的外科治療として世界中で広く行われており,これまでは発作症状の改善をエンドポイントとして予測因子などについて検討されてきたが,発作消失についての検討は少ない.UCSFのEnglotらはVNS 前向き登録から得られた5,554症例について,発作消失率とその予測因子について検討を行い,さらに2,869症例をカバーする78文献のsystematic reviewを行なった.