MR静脈撮影でないルーチンMRIによる静脈洞血栓症の診断

Vol.2, No.3, P.8 公開日:

2017年5月26日  

最終更新日:

2021年1月26日

【背景】

静脈洞血栓症(Dural Venous Sinus Thrombosis:DVST)は無症候性のものから致死的なものまで臨床像は様々である.早期診断と治療が必要であるが,症状出現から診断確定まで平均7日間を要すとの報告もある.DVSTの確定診断には造影剤を使用したMR静脈撮影(MRV),あるいはCT静脈撮影(CTV)によることが多いが,本研究では,ルーチンMRI撮像でのDVSTの検出率を検証した.