Vol.2, No.4, P.2 公開日:
2017年7月2日最終更新日:
2021年2月1日【背景】
頭部外傷(TBI)では,11.9%〜36%で減圧開頭術(DC)後に外傷後水頭症(PTH)をきたし,これが術後の予後不良の原因となりうる.PTHの早期診断と早期治療により,水頭症に伴う神経学的合併症を予防することが可能だが,シャント設置術の必要性を招く因子は明らかでない.そこで米国, Baylor College of MedicineのGopinathらは,シャント依存性水頭症発症のリスク因子を明らかにすべく,Erythropoietin Severe TBI trialに登録されたDC後のTBI症例を対象として検証を行った(n=60).
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