Vol.2, No.4, P.17 公開日:
2017年8月28日最終更新日:
2021年2月3日【背景】
内視鏡下経鼻手術(endoscopic endonasal approach:EEA)は頭蓋底病変にも応用されるようになり,斜台部脊索腫はそのよい適応である.イタリアのZoliらは,1998〜2015年の間に斜台部脊索腫に対してEEAを施行した65例(80手術)を後方視的に調べ,摘出度・合併症・生命予後を検討した.初回手術は37例,残りの28例は過去の治療歴を有し,80病変のうち硬膜外病変が55例,硬膜内病変が25例であった.
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