公開日:
2017年11月10日最終更新日:
2021年4月12日【背景】
ガンマナイフは腫瘍の形状に合わせた正確な照射線量分布を作ることが可能で,このため現在,ガンマナイフは脳腫瘍に対する治療の重要な柱になっている.しかし,ガンマナイフの正確な照射線量分布が求められながらも,一回照射では治療困難な腫瘍も多い.本研究は,従来のピン固定に変わって,上顎で頭部を固定するExtendシステム(2010-)を用いた分割ガンマナイフ治療の経験をまとめたものである.10 cc以上の腫瘍体積,視路に隣接する腫瘍,聴力温存を目指した前庭神経鞘腫,過去に単回ガンマナイフ照射が施行された腫瘍を対象とした(n=34).
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