Atypical meningiomaに対する肉眼的全摘術後の放射線照射は有効か

公開日:

2018年3月21日  

最終更新日:

2021年2月8日

【背景】

Atypical meningioma(WHO grade 2)とAnaplastic meningioma(WHO grade 3)はbenign meningioma(WHO grade 1)に比べてその頻度は少ないが,浸潤性病変では,局所的な再発を繰り返すことが多く,生存率は低い.これらの腫瘍に関する臨床データの少なさもあって,最善の治療はまだ決まっていない.Northwestern大学のNicholasらは,米国のThe National Cancer Data Base(2004-2014)から7,811例のatypical meningioma,1,936例のanaplastic meningioma,60,345例のbenign meningiomaを抽出し,生命予後に影響を与える因子を検討した.