急性期脳梗塞(6〜16時間)の血栓回収:さらに新しいエビデンス(DEFUSE 3試験)

公開日:

2018年3月21日  

最終更新日:

2021年2月8日

【背景】

先のDAWN試験にて,脳梗塞発症後6〜24時間における血栓回収療法の有効性が報告された.本DEFUSE 3は,最終無事確認時間から6〜16時間で,閉塞部位が中大脳動脈M1もしくは内頸動脈,虚血巣コア<70cc,ミスマッチ比(灌流低下域の体積/虚血巣コアの体積)>1.8の脳梗塞患者に対する血栓回収療法のRCTである(n=182の段階で,血栓回収群の優位性が確立したためエントリーは中止; 血栓回収群92名,対照群:標準的薬物療法のみ90名).