術中にかぶる帽子のタイプはSSI発生率に影響するのか?

公開日:

2018年3月27日  

最終更新日:

2021年2月8日

【背景】

アメリカの国立機関であるAORN:The Association of periOperative Registered Nursesは,手術部位感染(SSI)の予防として,surgical skull caps(筒型の耳が出ているタイプの帽子)の使用を中止して,頭髪,耳,もみあげ,うなじまでを覆うbouffant caps(シャワーキャップタイプ)を使用することを勧告した.
その有効性を検証するため,単独施設の脳外科手術についてキャップの変更前後13ヶ月でのSSI発症率変化を後方視的に調査・解析した.変更前7,513件,変更後8,446件.